"OL" に関するエピソード

「学校や仕事をサボってやったこと」

26歳 女性のストーリー
1年前の夏の出来事です。
当時勤めていた会社は残業が多く、日付が変わってようやく帰ってこれる、という毎日でした。些細な疲労が積み重なり、その日わたしは盛大な寝坊をしてしまいました。目が覚めたときにはとっくに家を出て、オフィスの近くを歩いているような時間だったのです。
すぐに遅刻の連絡を入れ、職場に急ごうと思ったのですが、電話がつながる数秒のうちに魔がさしてしまいました。わたしは「風邪を引きました」と嘘をついて、はじめて仕事をサボりました。
わたしの家は比較的都心部にあり、一歩大通りに出ればオフィス街が広がっています。その通り沿いに、以前からずっと気になっているハンバーガー屋さんがありました。グルメ雑誌に載るような有名店なのですが、それゆえに休日は行列ができてしまい、近所だというのに一度も入ったことがなかったのです。
お昼前、まだランチにでかけるOLもいないような時間に入店して、ひとりでアボカドハンバーガーを食べました。ファーストフード店のものとはまるで違う、ジューシーなあらびき肉からたっぷりの肉汁がこぼれました。窓から見えるのは小走りに駅に吸い込まれていくスーツ姿のサラリーマンばかりで、そんな中でサンダルばきにすっぴんでかぶりつくハンバーガーは、ほんとうにおいしかったです。
会社には絶対に言えないけれど、仕事をサボってよかったな、と思ってしまう一日でした。

「この職業で良かったなと思う瞬間」

60歳 女性のストーリー
学生時代の友人が一般企業に就職してバブル景気の時に、ビックリするくらいのボーナスをもらって、海外旅行にどんどん出かけて、ブランド品を買い漁っているのを目の当たりにした時は、さすがに内心うらやましく思いました。
しかし、三十年後には私もそこそこの給料をもらうようになり、そこそこのボーナスももらえるようになったので、最終的にはトントンかなあと思いました。
ちなみに友人は某生命保険会社のOLで社内結婚後、専業主婦になりました。その当時、一般企業では社内結婚すると、女性は退職するというのが慣習でした。
彼女は今は近所のスパーでパートで働いています。私は公務員、結婚後も働き続けて30数年になります。
今では友人からうらやましいと言われています。ということで、この仕事、公務員でよかったと思っています。

「自分は特別だと思った瞬間」

31歳 女性のストーリー
特別美人でも不細工でもない、ごく普通の女子大生だった頃のおはなし。
ゼミの教授はとても厳しい事で有名だったが、バイトで忙しくしていた私にだけ、卒論のベースを作ってくれ、今後の方向性を示してくれた。私自身が関わったのは最後の仕上げくらいで、さすがに気まずくて友達には何も言ってませんが…もちろん教授と個人的な関係はありません。
同時にやっていたアルバイト。そこでもなぜか特別扱いしてもらえて、他の人と同じことをしても私だけ怒られることもなく楽しくお仕事。もちろんサボらずお店への貢献度は平均以上でした。
特別美人でも不細工でもない、ごく普通の一般OLの現在のおはなし。
現職でも上司・先輩・同僚に可愛がってもらえ、ほとんどお金を使わず飲食できている環境…
美人でも不細工でもない、そこらへんにまみれている一般人なのに…わたしは何か特別なのかな、とふと感じてます。

「そういえば昔夢見ていたこと」

57歳 女性のストーリー
 フランスの古い俳優ピエール・フレネーが大好きで、調べると日本には入ってきていない出演映画がたくさんあり、そのためにパリに3か月くらい滞在して「シネマテーク・フランセーズ」で見まくろうというのが夢でした。フランスは芸術を大切にする国でほんとに古い映画でもシネマテーク・フランセーズに行けば見られると小林信彦という作家が書いていたので、自分も行きたいと考えたのです。そのためにOLのときのお給料を貯金していました。奨学金の返済もあったので月の給料の9割は貯金と借金返済で消え、洋服も新調せず、交通費も貯金に回そうと自転車で通勤していました。
 その夢が夢のまま終わったのは結婚したからです。さすがに夫を置いてフランスへ行くのは無理でしたね。今もその頃フランスから取り寄せた本などを眺めて、時々彼のことを思っています。彼のおかげでフランス近代演劇・映画に詳しくなることができました。フランスにこそ行けませんでしたが知力を尽くして調べ物をした経験はのちの人生に生きています。
31歳 女性のストーリー
小学校の卒業文集には、将来の夢「ファッションデザイナーになる」と書きました。
幼いながら普通のOLにだけはなりたくないとなんとなく思っていましたが、現実は思い切り普通のOLです。

暇があればノートに洋服の絵を書き、誕生日には色鉛筆のセットを買ってもらい、小学校の手芸クラブで手縫いでお人形のお洋服を作り、子供用のミニーちゃんのおもちゃミシンを買ってもらい…

いつからその夢が夢でなくなったのかはもう思い出せません。夢は夢のままだったかもしれませんが、将来の目標にはなりませんでした。大学の進路選択の時に、デザイン学校という選択肢も一瞬頭をかすめましたが、勇気は出ませんでした。得意なことと好きなことは違うと言い訳していたのかもしれません。
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あらすじ
「あなたの番です」あらすじ
いろんな瞬間
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こんなひといました
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ノウハウ
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女同士って面倒くさいと思った話
一番ひどい友達からの裏切り
女って本当に恐いと思った瞬間
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「こんなお金の稼ぎ方があるんだな」と思った事
これまでの人生で悟ったこと
思い出
忘れられない夏の思い出
これまでに一番勇気を出した瞬間
これまでで一番悲しかった時
人を見返してやった話
修学旅行の思い出
とっておきのすべらない話
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お金さえあればと感じた瞬間
学校や仕事をサボってやったこと
人生で一番運が良かったなと思う出来事
これまでで一番驚いた話
人生で一番贅沢した話
今までで一番感動した話
これはひどいなと思った結婚式
これまでで一番お金を無駄にした話
死ぬかと思った話
これまでで一番笑った話
忘れられない先生の話
忘れられない夏休み
おじいちゃん、おばあちゃんとの思い出
嘘みたいなほんとの話
人生最大の修羅場
奇跡だと思った話
どうしても許せないこと
一番の苦労話
一番おいしかった食べ物
今までで体験した一番怖い体験
私について
わたしがやめられないもの
そういえば昔夢見ていたこと
私の変えたい過去
人生が変わった出来事
誰かに聞いてもらいたい愚痴
仕事での大失敗
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わたしの初恋と、その結末
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結婚・恋愛
結婚を後悔した瞬間
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