"吹奏楽部" に関するエピソード

「人生で一番運が良かったなと思う出来事」

34歳 女性のストーリー
恩師と呼べる先生に一人も出会えない人が多い中、部活動を通して二人、高校のクラス担任の先生とたくさんの恩師と呼べる人と出会えたことです。
部活動では音楽(吹奏楽部)以外の人間性を学ぶことができました。そこで人間として成長できたと思います。
そしてクラス担任はたくさんいる生徒のことを誰一人見落とすことなく、一人ひとりきちんと深く関わってくれる素晴らしい先生でした。
心配もかけましたが卒業後も時たま会っては、元気か?と気にしてくれる先生で、個人的には第2の父親と思っていたほどです。
天国に行ってしまったけれど、あの先生なら自分のこともきっと見てくれているんじゃないかと思い、それを励みに頑張れている自分がいます。

「忘れられない夏休み」

32歳 女性のストーリー
私が中学一年生だった年の夏休み。
入学式での吹奏楽部の歓迎演奏で、私は指揮者の先輩に一目惚れをしました。
彼は三年生。どうしてもお近づきになりたくて、彼と同じ吹奏楽部、しかも同じパートに入ることができました。
それだけでも夢のようだったのに、友達のお陰で、なんと学校に入学して三ヶ月もたたずにお付き合いすることができたのです。
ただ、私はまだ恋だの愛だのが理解できておらず、付き合えた事実だけで舞い上がり、ろくに彼の目を見て話すことすらできませんでした。
嬉しいけど恥ずかしい。そんな気持ちが抜けずによそよそしい態度をするばかりで、初めての夏休みがきました。
当時はお互い携帯電話も持っていなかったので、連絡手段は電話のみ。
夏休みに入ってすぐに彼から「鎌倉の花火を見に行こう」と誘われたのですが、嬉しい気持ちよりも、何故か「恥ずかしい気持ち」の方が勝ってしまい、とても冷たく断ってしまったのです。
本当は一緒に行きたくて仕方なかったのに。
それから彼とは自然消滅してしまいました。
あとにも先にも、あんなにも強烈な一目惚れをして好きになった男性はいないのに、自分が子供だったばっかりに、自分の正直な気持ちも、彼の気持ちも傷つけてしまったと、とても後悔しています。
20年近く経った今でも、夏の花火を見るたびに、彼の悲しそうな姿が思い浮かび、胸が痛みます。
24歳 女性のストーリー
中学生の夏休みです。
私は吹奏楽部に所属していたのですが、活動日がお盆以外ほぼ毎日朝から夕方まで練習していました。コンクールがちょうど夏休みの間にあったため、ずっと練習でした。演奏するにも意外と体力を使うので、大変でした。精神的にも体力的にも楽ではありませんでしたが、コンクールに向けての最後の練習は楽しんでやっていました。コンクールで演奏した後も達成感をとても感じ、頑張ってよかったと思いました。
今思えばよくやったなと思います。おかげで、大概の大変なことに直面したらこの頃を思い出し、あのときに比べればと頑張れます。
ある意味心の支えとなっていますし、やることがいっぱいで充実していたので忘れられない夏休みです。

「家族に一番感謝したこと」

26歳 女性のストーリー
私は、中学時代、吹奏楽部に入っていたのですが、中学1年生の頃から部活内でハブられたり、こそこそと陰口をされたり散々でした。私の左腕には、生まれた時から赤いアザがあるのですが、半袖の季節になると、否が応でもその赤いアザを出さなければなりません。そのアザを見ただけでも、こそこそ話されたりしました。何事もやり通してきた私でしたが、ある日母親に「部活を辞めたい」と話した瞬間、すぐにいじめを受けていると察し、すぐ顧問の先生に連絡。その後、いじめをしていたグループの子達以外が話しかけてくれるようになり、その後は引退するまで楽しい時間を過ごすことが出来ました。

また、女手一つで私を育ててくれ、良き母、父親の役割を担ってくれたり、貯金を切り崩して私の為に塾や習い事をさせてくれたりと感謝しかありませんでした。

今、私は結婚をして家庭を持っています。今まで私に母親がしてくれたことをこれから恩返しをしていけたらなと思いました。
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