"教員免許" に関するエピソード

「もっとも尊敬する人」

22歳 女性のストーリー
高校時代の国語の先生を尊敬しています。
私は福祉の国家資格を取得するために通信制の大学に通っています。
その頃、どうしても文学の単位が取れず、母校に行き国語の先生にアドバイスやポイントを教えていただいていました。
ある時、なぜ資格を取りたいのかという話をしていたとき、先生がこうおっしゃいました。
「私は教員免許を取るのが嫌だった。もちろん、学校の先生にはなりたかったんだけどね。」
資格を持つということはその分責任が大きく付きまとう、教員になって子どもたちを指導することは子どもたちの人生の過程を背負っているということだから、
私は怖かった、と。
その話を聞き、当時の私は資格を取ることを目標にし、仕事が有利になることしか考えていませんでした。
もちろんそれも重要ですが、そこまでの責任が実際に伴うことまでは考えてられていませんでした。
その後、先生と私はあまり連絡することは無くなってしまいましたが、今でも先生のお言葉を胸に常に資格を持つことと責任、
対人に対しての仕事の在り方を考えるようになりました。
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