"中華料理店" に関するエピソード

「今だから言えるごめんなさい」

72歳 男性のストーリー
古い話ですが、高校を卒業して就職した会社を3ヶ月足らずで辞めて放浪の旅に出ました。理由は特にないのですが、何となく生活の全てが面白くなかったと思います。
求人広告を見て京都の中華料理店でホール係と皿洗いの仕事で住み込みで働き始めました。
京都の夏は想像以上の暑さで、大部屋の20人くらいが寝るのですから暑くてとても眠れない毎日が続いていました。
2ヶ月くらい経ったある朝、目を覚ましてふと横を見ると空になった隣の布団の枕の横に財布が落ちていました。ナントその財布を頂いてしまったのです。そしてそのまま京都にオサラバしてしまったのです。働いていた会社にも無断でした。
今考えてみると金がなかったとは言えとんでもないことをしたものだと思います。今だから言えるごめんなさいの話です。

「嘘みたいなほんとの話」

72歳 男性のストーリー
嘘みたいな本当の話です。
高校を卒業して就職した会社を3ヶ月で退職して放浪の旅に出ました。お金はほとんど持っていませんでしたが、所謂住み込みの求人広告を見て京都の中華料理店でホール係や皿洗いの仕事をしました。先の事は何も考えていなかったので、面白くない事があって1ヶ月でやめて大阪へ行きました。
この時もお金は持っていません。特に当てもなかったので御堂筋をブラブラ歩いていました。淀屋橋のたもとで自分は行き倒れで死んでしまうかもと思ったくらいでしたが、麻雀荘の貼紙でホール係の募集に飛び込み採用されました。住み込みとはいえ最初の給料をもらうまでとても苦しい思いをしたことを覚えています。仕事自体は楽なものでしたがメンバーが足りない時、麻雀をさせられ疲れました。色々面白い事があったのですがここも2ヶ月くらいで辞めて東京へ出ました。
大田区の酒屋さんで住み込みで働く事になりました。自転車で酒やビールを配達するのは結構大変でした。ここでも飲んべえの旦那さんや奥さんによくしてもらったのでが、
お正月になり急に里心が出てきて家に戻りました。
今考えてみるとよく無事で帰れたものだと思います、古き良き時代の話です。
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